KickでTTS(読み上げ)を設定する方法
KickのTTS(テキスト読み上げ)とは、視聴者のメッセージを機械の音声が配信で読み上げる機能です。視聴者が!brianなどのコマンドとメッセージを入力したり、メッセージ付きの投げ銭を送ったり、ふつうにチャットしたりすると、TTSツールがOBSのブラウザソースから音声を流します。執筆時点(2026年10月)のKickヘルプセンターには標準のTTS機能の説明がないため、配信者はKickBotなどの外部ツールでTTSを追加しています。
このガイドでは、TTSのしくみ、オンにする前に決めておくこと、KickBotでの設定方法を説明します。
KickでのTTSのしくみ
Section titled “KickでのTTSのしくみ”- 視聴者が、読み上げてほしいメッセージを送ります。チャットコマンドでも、投げ銭でも、チャットをすべて読み上げる設定ならふつうのチャットメッセージでもかまいません。
- TTSツールが、使える人、クールダウン、文字数、フィルターなどのルールに照らしてメッセージを確認します。
- ツールが、視聴者の選んだボイスでテキストを音声にします。
- 音声はOBSのブラウザソースで再生されるので、配信に乗ります。テキストを画面に表示できるツールもあります。
音はOBSから出るので、TTSが再生されるのはOBSでブラウザソースが読み込まれている間だけです。Kickアプリや、ブラウザソースのないスマホ配信では再生されません。
視聴者がTTSを使う方法を決める
Section titled “視聴者がTTSを使う方法を決める”| 使い方 | 向いているケース | 考えておくこと |
|---|---|---|
チャットコマンド(例:!brian hello chat) | 盛り上がっている、にぎやかなチャット | 使える人(サブスク登録者、VIP)を絞り、クールダウンを付ける |
| メッセージ付きの投げ銭 | 応援してくれる人へのお返し | 読み上げるのは有料のメッセージだけなので、スパムがぐっと減る |
| チャットをすべて読み上げ(自動読み上げ) | 小規模なチャット、チャットを見ない配信者 | 良いフィルターが必要。にぎやかなチャットではすぐうるさくなる |
多くの配信者は、まずサブスク登録者とVIPだけが使えるコマンドと、投げ銭のTTSから始めて、あとから広げています。
KickBotでTTSを設定する
Section titled “KickBotでTTSを設定する”Kickチャンネルを接続したKickBotアカウントが必要です。
1. ボイスを追加する
Section titled “1. ボイスを追加する”- マイボイスを開きます。
- 使いたいボイスをオンにします。ボイスごとに、
!brianなどのチャットコマンドがあります。 - ボイスごとに、使える人を選びます(全員、サブスク登録者、VIP、モデレーター)。
無料のボイスは、Male、Female、Brian、TikTokです。Premiumでは、3,000種類以上のボイスがあるボイスライブラリとボイスクローン作成が使えます。すべての設定はボイスをご覧ください。
2. TTSのブラウザソースをOBSに追加する
Section titled “2. TTSのブラウザソースをOBSに追加する”- TTS設定を開き、OBS用ブラウザソースの下にあるリンクをコピーします。
- OBSのソースで**+**をクリックし、ブラウザを選びます。
- URLにリンクを貼り付けます。
- OBSで音声を制御する(Control audio via OBS)をオンにします。音声ミキサーにTTS専用の音量スライダーが表示されます。
- OKをクリックします。TTSを流したいすべてのシーンにソースを追加します。
リンクは人に見せないでください。KickBotの警告にあるとおり、リンクを知っている人は誰でも配信で音を鳴らせます。画面に表示するテキストのスタイルも含めた全手順はTTSを設定するにあります。
3. 制限を設定する
Section titled “3. 制限を設定する”同じページで、チャットに合わせたルールを設定します。
- 最大文字数:300文字まで。それより長いメッセージは読み上げません。
- 視聴者ごとのクールダウンと全体のクールダウン:それぞれ0〜120秒。
- メッセージ間の待ち時間:0〜30秒。
- 送信者の名前を読み上げと配信にメッセージを表示:必要ならオンにします。
4. モデレーションをオンにする
Section titled “4. モデレーションをオンにする”TTSモデレーションを開きます。フィルターと、AIコンテンツフィルター(性的な内容、ヘイト、嫌がらせなど)をオンにします。ブロックされたメッセージはリアルタイムの一覧に表示されるので、何が止められたかを確認できます。TTSモデレーションをご覧ください。
5. テストする
Section titled “5. テストする”配信を始めてOBSを開いたまま、サブアカウントからボイスコマンド付きのメッセージを送ります(例:!brian testing one two)。配信で聞こえれば成功です。何も聞こえない場合は、下のトラブルシューティングをご覧ください。
配信中にTTSを操作する
Section titled “配信中にTTSを操作する”配信者とモデレーターは、チャットからTTSを操作できます。
| コマンド | できること |
|---|---|
!ttsoff / !ttson | TTSをオフ・オンにします。!ttsoffのあとも、すでにキューにあるメッセージは再生されます。 |
!ttsskip | 再生中のメッセージを止めます。 |
!ttsclear | キューを空にします。 |
!ttsvol | 音量を変えます。 |
!ttsdelay | メッセージ間の待ち時間を秒単位で変えます。 |
視聴者が!voicesと入力すると、公開のボイス一覧が開きます。どのボイスを使えるかがわかります。TTSのチャットコマンドをご覧ください。
メッセージを読み上げるほかの方法
Section titled “メッセージを読み上げるほかの方法”- 自動読み上げ:KickBotは、コマンドなしでチャットを読み上げることもできます。リンク、エモート、ボット向けのフィルターがあります。自動読み上げをご覧ください。
- 投げ銭のTTS:KickBotの投げ銭ページを使うと、投げ銭のメッセージが投げ銭アラートのブラウザソースから1件ずつ読み上げられます。投げ銭アラートをご覧ください。
TTSを楽しく安全に使うために
Section titled “TTSを楽しく安全に使うために”- 最初は厳しめにして、あとからゆるめましょう。レイドのあとに片づけるより、TTSをあとから全員に開放するほうが簡単です。
- クールダウンを使いましょう。視聴者ごとに1分のクールダウンがあれば、1人がTTSを独占することはありません。
!ttsskipを使えるモデレーターを待機させておきましょう。- Kickのコミュニティガイドライン(英語)を読んでおきましょう。TTSも含めて、配信で流れる内容の責任は配信者にあります。
- ボイスクローンには、その声の本人の許可が必要です。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”何も再生されない:ブラウザソースが今のシーンにあって非表示になっていないか、TTS設定で配信でメッセージを読み上げがオンになっているかを確認してください。ブラウザソースのプロパティを開き、現在のページのキャッシュを更新をクリックします。
自分のPCでは鳴るのに、視聴者には聞こえない:ブラウザソースでOBSで音声を制御するをオンにし、音声ミキサーのTTSのスライダーがミュートになっていないか確認してください。
視聴者がコマンドを入力しても何も起きない:ボイスがオンになっているか、視聴者に必要なロールがあるか、クールダウンが終わっているかを確認してください。上限より長いメッセージは読み上げられません。
メッセージがブロックされる:TTSモデレーションページのブロックされたメッセージ一覧で、どのフィルターで止められたかを確認してください。
よくある質問
Section titled “よくある質問”KickのTTSとは何ですか?
TTSはテキスト読み上げのことです。視聴者のメッセージを音声が配信で読み上げます。Kickでは、配信者がKickBotなどのツールで追加し、OBSのブラウザソースから音声を流します。
視聴者はKickでどうやってTTSを送るのですか?
KickBotなら、視聴者はチャットでボイスコマンドとメッセージを入力するか(例:!brian hello)、メッセージ付きの投げ銭を送ります。!voicesと入力すると、使えるボイスを確認できます。KickでTTSメッセージを送るをご覧ください。
KickのTTSは無料ですか?
KickBotのTTSは、Male、Female、Brian、TikTokの4つのボイスなら無料です。Premiumでは、3,000種類以上のボイスとボイスクローン作成が加わります。
配信中にTTSを止めるには?
チャットで!ttsoffと入力するとオフになります。!ttsskipで再生中のメッセージを止め、!ttsclearでキューを空にできます。