どのチャンネルにも入れたいKickのチャットコマンド
Kickのチャットコマンドには2種類あります。/ban、/slow、/raidなどのスラッシュコマンドはKickに最初から入っていて、配信者とモデレーターが使います。!discordや!followageなどのボットコマンドはチャットボットが用意するもので、どの視聴者も入力すると自動で返信が来ます。良いチャンネルには、毎回の配信で視聴者が聞く質問に答える、少数のボットコマンドがそろっています。
このガイドでは、追加する価値のあるコマンドを、そのまま使える返信例と一緒に紹介します。考え方はどのKickボットでも同じです。例ではKickBotのカスタムコマンドを使います。
Kick標準のコマンド(配信者とモデレーター向け)
Section titled “Kick標準のコマンド(配信者とモデレーター向け)”Kickはヘルプセンターでコマンドを紹介しています(Kick chat commands(英語))。執筆時点(2026年10月)で特に便利なのは次のコマンドです。
| コマンド | できること | 使える人 |
|---|---|---|
/ban username reason | ユーザーをチャットからBANする | オーナーとモデレーター |
/timeout username time | ユーザーを一定時間ミュートする | オーナーとモデレーター |
/unban username | BANまたはタイムアウトを解除する | オーナーとモデレーター |
/slow on 30 | 低速モード(例:メッセージの間隔を30秒にする) | オーナーとモデレーター |
/followonly on | フォロワーだけがチャットできる | オーナーとモデレーター |
/subonly on | サブスク登録者だけがチャットできる | オーナーのみ |
/emoteonly on | チャットをエモートだけにする | オーナーとモデレーター |
/clear | チャットを消去する | オーナーとモデレーター |
/titleと/category | 配信タイトルやカテゴリーを変える | オーナーとモデレーター |
/pollと/prediction | 投票や予想を始める | オーナーとモデレーター |
/mod username | ユーザーをモデレーターにする | オーナーのみ |
/vip usernameと/og username | VIPバッジやOGバッジを付ける | オーナーのみ |
/raid | 視聴者を別のライブ配信中のチャンネルに送る | オーナーのみ |
チャットモードを終えるには、onの代わりにoffを使います。Kickによると、モデレーターにはチャットモードがかかりません。モデレーション全体については、Kickのチャットをモデレーションする方法をご覧ください。
視聴者はチャットで/helpと入力すると、自分が使えるコマンドを確認できます(How to use Kick chat as a viewer(英語))。
どのKickチャンネルにも入れたいボットコマンド
Section titled “どのKickチャンネルにも入れたいボットコマンド”何度も聞かれる質問に答えるコマンドです。配信を止めて同じ答えを打ち込む手間がなくなります。
| コマンド | 返信の例 |
|---|---|
!discord | コミュニティに参加しよう:discord.gg/your-server-code |
!socials | TikTok、YouTube、X:tiktok.com/@yourhandle、youtube.com/@yourhandle、x.com/yourhandle |
!schedule | 配信は毎週月・水・金の19時(日本時間)から。フォローすると通知が届きます。 |
!rules | 思いやりを持って、スパムとネタバレは禁止。モデレーターは警告なしでタイムアウトすることがあります。 |
!setupまたは!specs | PC、カメラ、マイクの一覧、またはそのリンク |
いくつかのコツ:
- 返信は短くします。チャットでは長い文章より1行のほうが読みやすいです。
- 視聴者がふだん使う言葉で書きます。「これ何のゲーム?」とよく聞かれても、配信カテゴリーを見ればわかるので、そのためのコマンドはいりません。
- コマンドを30個も追加しないでください。誰も読まない長いリストより、実際に使われる5〜10個のほうが役立ちます。
- 大事なコマンドは定期メッセージで案内します(例:「初見さんは!discordでコミュニティに参加できます」)。配信中、数分ごとに投稿されます。
用意されたコマンドとリアルタイムの情報
Section titled “用意されたコマンドとリアルタイムの情報”たいていのボットには、最初から使えるコマンドがいくつかあります。その中には、視聴者がフォローしている期間など、入力した瞬間の値を入れて返信するものもあります。
!followage:視聴者がチャンネルをフォローしている期間。視聴者が見せたくなるコマンドです。!lurk:視聴者が、静かに見ていることを伝えます。!so username:別の配信者を紹介するシャウトアウト。レイドのあとに便利です。!commands:チャンネルのコマンドの一覧。
KickBotでは、この4つが!meや!welcomeと一緒に標準コマンドとして入っているので、オンにするだけで使えます。コマンド変数で自分で作ることもできます。たとえばWelcome {{sender.username}}, we have {{stream.viewers}} viewers right nowのような返信なら、視聴者の名前と現在の視聴者数が入ります。
遊びと交流のためのコマンド
Section titled “遊びと交流のためのコマンド”視聴者にやることができるので、チャットが盛り上がります。
!clip:許可した視聴者が、配信の直前の数秒をクリップとして保存できます。KickBotがリンクをチャットに投稿します。クリップコマンドとKickでクリップする方法をご覧ください。- TTSコマンド(例:
!tts hello chat):メッセージが配信で読み上げられます。Kick配信にテキスト読み上げを追加するをご覧ください。 !voices:チャンネルで使えるTTSボイスの一覧のリンクを投稿します。!imagine:視聴者が絵の内容を書くと、AI画像が配信に表示されます。AI画像をご覧ください。- ランダムな返信:たとえば
!8ballで、リストからランダムに答えを返します。ランダム変数で作ります。
使える人とクールダウン
Section titled “使える人とクールダウン”コマンドでチャットが埋まらないようにする設定が2つあります。
- 使える人:情報系のコマンドは、たいてい全員が使えるようにします。配信に表示される遊び系のコマンド(TTS、画像、クリップ)は、サブスク登録者、VIP、モデレーターだけにしたほうがうまくいくことが多いです。
- クールダウン:ユーザークールダウンは、1人の視聴者が同じコマンドを何度も使うのを防ぎます。グローバルクールダウンは、一定時間だれも使えないようにします。KickBotでは、どちらも0〜300秒に設定できます。
KickBotの無料プランでは、同時にオンにできるカスタムコマンドは5個までです。標準コマンドはこの数に含まれません。
コマンドを追加する方法
Section titled “コマンドを追加する方法”- ボットがモデレーターになっているか確認します。KickBotの場合は、チャットで
/mod KickBotと入力します。KickBotをモデレーターに追加するをご覧ください。 - kickbot.com/dashboard/commandsを開きます。
- コマンドを追加し、
!を付けずに名前を入力して、返信を入力します。 - 配信中に自分のチャットでコマンドを入力して、動くか確かめます。
定期メッセージやフィルターも含めた詳しい手順は、Kickでチャットボットを設定するにあります。
よくある質問
Section titled “よくある質問”Kickで視聴者が使えるチャットコマンドは?
Kick自体には、使えるコマンドを一覧で表示する/helpがあります。!discordや!followageなど!で始まるコマンドは、そのチャンネルのチャットボットのものです。コマンドはチャンネルごとに違います。多くのチャンネルには、一覧を表示する!commandsがあります。
Kickのモデレーター用コマンドは?
モデレーターは/ban、/unban、/timeout、/clear、/slow、/followonly、/emoteonly、/title、/category、/poll、/predictionを使えます。/mod、/unmod、/subonly、/vip、/og、/raidは、チャンネルのオーナーしか使えません(Kick chat commands(英語))。
Kickでカスタムコマンドを作るには?
Kick自体にはカスタムコマンドがありません。チャットボットで追加します。KickBotではカスタムコマンドを開き、discordなどの名前を追加して、返信を入力します。KickBotが返信するには、チャンネルのモデレーターになっている必要があります。
コマンドを入力してもチャットに返信が来ないのはなぜですか?
ほとんどの場合、ボットがチャンネルのモデレーターになっていません。チャットで/mod KickBotと入力してください。コマンドがオンになっているか、その視聴者のロールに使用が許可されているかも確認してください。